あえて房を増やして徒長をコントロール
初夏ですね!(*^▽^*)
内野ぶどう園のある大牟田でも、日中は夏日になるなど気温が上がってきています☆


現在、当園では摘粒作業の真っ最中ですが、今年は管理作業において新たな取り組みを行っています!
それは、袋がけしたぶどうの中に、あえて袋を被せていない房を作って徒長枝(過剰に伸びた枝)をコントロールする方法です。

この方法は、あえて房を増やして枝に負荷をかけ、枝の徒長を抑えるのを目的としています。
枝にあえて多くぶどうを実らせることで、栄養が実に集中し、枝の成長をコントロールできるーーと言う訳です (*^^)v
現在は、1枝に実らせる房数 +1房という感じでコントロールしています♪

徒長枝の管理にかかる時間が短縮
この方法を試してみて、徒長枝の勢いがいくぶん抑えられたように思います。
肌感としても、管理作業にかかる時間が少し短縮され、将来的には、現在の管理回数が5回 → 4回になればと期待しているところです。

ただし、この方法には注意点もあり、負荷をかけたぶどうの落とし時には注意が必要です。
袋をかけていない房を落とすタイミングは、粒が軟化し始め、色づき始める直前の「水回り期」(ベレーゾン期水)まで待つ必要があります。

この時期より前、粒がまだ硬い状態で落としてしまうと、葉からの蒸散バランスが崩れるなど、品質に大きな影響を及ぼす可能性があります。
内野ぶどう園では毎年、新たな試みを行っていますが、今年の取り組みが、より良いぶどう作りにつながるよう、引き続き丁寧に管理作業を行っていきたいと思います (#^.^#)