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コラム

すべての農家が
手元に置くべき一冊!

読み返したくなる良書です

スキルアップや知見を広げる目的で、ふだんから色々な本を読むのですが、久し振りに良書に巡り合いました☆

本のタイトルは、『東大卒、農家の右腕になる。 小さな経営改善ノウハウ100 』(佐川友彦/ダイヤモンド社)。

この書籍は買って損はないですよ!(*’ω’*)

本書は、東大卒の著者が農家(梨農家)の経営改善に取り組んだ内容などが網羅されています。

農業経営者としてとても参考になったのは、”農家の右腕”として経営者と共に改善に取り組み続けたプロセスから生まれた「生きたノウハウ」の数々です。

内容は生産やPRをはじめ、総務、経営、会計、労務など幅広くカバーされていて、農業関係者や個人事業者だけでなく、広く社会人に参考になる内容だと感じました!

小さな経営改善のノウハウが100件も!

ネタバレを含まないように紹介しますと、会計の部分では著者がまるで顧問税理士のようにアドバイスを行い、クラウド型会計ソフトを導入して会計を見直していきます。

農業経営――特に法人化をしていない個人事業主に多いと思うのですが「どんぶり勘定」で会計を行っているところなどは、非常~に参考になると思います!

(この会計の部分を実行するだけでも、大きな改善になると思います)

大事なのは「考える農業経営」

この本を通して感じたのは、「経営改善において、すべての物事をしっかり考えて判断を下す」ことの重要性です。

内野ぶどう園の職場を見渡しても、圃場管理や会計、スタッフ管理など本書を通じて知り得た内容を落とし込んで実践できるノウハウがたくさんありました♪

その中でも大切なのが、「農業経営は考え続けること」だと感じました。

ある問題や課題に直面した際、人はすぐに答えを求めがちだと思いますが、まず直接的に答えを得ようとするのではなく、まず考えるプロセスを大事にしていきたいと感じました。

本書は農業を他の産業に置き換えても成り立つくらいのビジネス書だと思いますので、ぜひ多くの方々に手に取っていただきたいです (#^^#)