グラッパってどんなお酒?
皆さま、こんにちは!
だいぶ暖かくなってきましたが、まだ朝晩は冷え込みますね (+_+)
寒い地域では、夜にウイスキーなど強めのお酒を飲んだりして身体を温める方もいらっしゃるかと思います。
ウイスキーは寒い時期にピッタリなお酒ですが、皆さまは「グラッパ」というお酒をご存知でしょうか??
グラッパはイタリアで造られる蒸留酒です。
(スペインなどでも作られていますが、EUでは「グラッパはイタリア産のみ」と法的に規制されています)
グラッパはワインやブランデーと同じくブドウが原料になり、ワインを仕込む際に出るブドウの搾りかす(葡萄の皮や種子、果軸などの残渣)から蒸留されてできるお酒です。
ちなみにアルコール度数はけっこう高く 笑 30〜60度ほどです。
ブドウの残渣(ざんさ)からお酒ができるの!? と驚かれるかもしれませんが、ヨーロッパではカジュアルな食後酒として定着しています。
近年のイタリアンブームで注目されるグラッパ
グラッパの歴史は古く、10世紀頃にはすでにヨーロッパで飲まれていたそうです。
当時のヨーロッパでは、ワインは上流階級の贅沢品で富裕層しか飲めませんでした。
そこで、庶民が知恵を絞り、ワインの絞りかす(皮や種などの残渣)に水を加えたものを蒸留してお酒を造り出したのがグラッパの始まりだそうです。
原料代のかからない「庶民のお酒」として、グラッパはイタリアで親しまれてきましたが、現在のヨーロッパではブランデーと同じ認知度を誇っています。
日本では、その度数の高さから「火酒」や「かす取りブランデー」と呼ばれるなど雑酒として扱われることが多かったグラッパですが、近年のイタリアンレストランブームにより再評価されています。
次回は、実際にグラッパの味をレポートしたいと思います!(*^▽^*)