コラム ぶどうあれこれ

ぶどう園地の地温管理方法

2025年02月22日

冷え込みが続く大牟田市

皆さま、おはようございます (^^)
日本列島に寒波が到来中で、内野ぶどう園のある福岡県大牟田市も寒い日が続いています。

日中の気温は5℃くらいまで上がるのですが、今朝、起きたときは−5℃でした、、、 (´⊙ω⊙`)

現在、剪定作業も終え、ここ最近は園地の地温管理とビニールハウス内の補修作業などを並行して行っています☆

ハウス内温度と地温の管理方法

現在、ぶどうは休眠期なのですが、一部の園地では、早くも芽が動き始めました。

来月はいっせいに新芽が出揃うように、この時期はビニールハウスのビニール開閉やボイラーなどで温度を一定に保ち、土中に温度が入っていくよう気を配っています。

芽のタイミングが揃うと管理作業も効率化できるので、この時期はハウス内の温度管理は細かく行う必要があります。

今年からは、より効率的にボイラーの熱を園内に行き渡らせるため、ビニール製のボイラーダクトに穴を空け、各所にファンを取り付けるなど改善を図りました。

温度ムラがないように園地の各所に配置した「テンプフォーク」(2022年5月のブログで紹介)で、10分単位で室温管理を行っています。

ハウスの開閉は、自動・手動で細かくコントロール

また、ビニールの開閉も園地によって風向き風速が変わります。
温度管理はもちろんですが、園地によっては開閉度合いによってビニールが破損してしまいます。

そのため、ビニールの開閉も自動・手動で細かくコントロールしながら行っています。
この作業は3人いればベストですが、今日のように2人、または1人でも可能です。

すべて機械任せにしてしまうとトラブルになる可能性が高くなるので、やはり自動化の装置を導入しても人間の手でコントロールする必要があります。

台風の来ない地域などでぶどう作りをすると楽なんでしょうけどね、、、 (^◇^;)

早いもので、ぶどうのシーズンまで半年を切りました 汗
引き続き丁寧に、かつスピード感をもって管理作業を行っていきます!