コラム ぶどうあれこれ

ぶどうの大きさについて

2018年08月09日

連日、お暑い中にも関わらず、直売所に足をお運びくださり誠にありがとうございます! (≧∀≦) アリガトウゴザイマス!

さてさて、もうすぐお盆ですね。お供え用にぶどうをお買い求めになる方も多いかと思います☆

ご先祖さまたちが喜ばれるように、カタチの美しいぶどうさんたちをご用意して、皆さまの起こしをお待ちしております!(o^^o)

さてさて、内野ぶどう園ではスタッフ一同、お客さまの声をダイレクトにお聞ききしながら店頭販売を行っていますが、今シーズン、皆さまからご質問が多かった「ぶどうの大きさ」についてホームページ上でもご説明したいと思います ヽ(・∀・)

今シーズン、何人かのお客さまから「昨シーズンに比べて、房が小さくなったような気がします」とのご指摘をいただきました。

まず、結論から申し上げますと、これは「糖度と味、香りを落とさないようにする工夫」で、内野ぶどう園では、品種によって意図的に房の大きさを調整しています。

これには、ここ数年の異常な天候が大きく影響しています。水害を誘発する極端な長雨や、熱中症のリスクが高まる35℃を超える連日の酷暑日は、皆さまもご存知のことと思います。昨今の天候は、ぶどうを育てる環境としては、大変たいへん厳しいものとなっています (´°ω°`) ツライ、、、

ぶどう農家は天候を注視し、熟す時期や出荷のタイミングを計算して、ぶどうの大きさや形を決めていきます。房の大きさや長さ、粒はどのくらい間引くかを緻密に計算しながら、人工的に整えていくのです ☆

正直、この異常な天候の中でも、房の大きいぶどうを作ることはできます。実は、「技術があるから大きい房を作れる」というわけではなく、房を大きく作るのは簡単なのです。それは、選定などの手間をかけなければ、ぶどうの房は大きくなっていくからです。

しかし、犠牲になってしまうものがあります。それは、「美味しさ」です。

この天候の中で、大きい房型のぶどうを実らせると、どうしても、ど~~~しても納得のいかないぶどうになってしまうのです (ノ_<)

ここで皆さまにご理解していただきたいのは、内野ぶどう園では大きさやボリュームのみを重視せず、それ以上に「上品で上質なぶどう」をお届けするための房型作りを行っています ☆☆☆

もちろん、房の大きさやボリューム感も大事だと考えています。しかし当園では、それ以上に皆さまに納得していただける「味、糖度、香り」を目指したぶどう作りを行っています ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

房を小さくしているのは、房の上部と下部の糖度の差が少なくなり、食味も良くなるからです。
あえて房を小さく剪定するのは、実は手間も時間もかかる作業なのですが、上質なぶどう作りに欠かせないテクニックのひとつなのです。房の型や大小は、天候によって変えざるを得ないのが実情ですので、どうぞご理解ください m(_ _)m ゴリカイクダサイ

今夏も、たいへん厳しい暑さが続いておりますが、その中にあっても自信を持ってお勧めできるぶどうを育てて参ります!
どうぞ引き続き、内野ぶどう園を宜しくお願い致します ♡ (๑>◡<๑)